山菜採りを趣味として5年が経ちました。春の遊びとして毎年楽しんでいます。
父親から山菜採りを教わり現在想うことをつづります。
山菜採りを始めてみたい人にてっての、始めるときのハードルはなんであるのかを考えてみました。
- どこで山菜採りをしたらよいかわからない
- 道具は何が必要かわからない
- どんな山菜を目的にしたらよいのかわからない
とりあえずこんなところかなと。
今回は3の「どんな山菜を目的にしたらよいかわからない」について記事にしていきます。
道具についてはこちらで解説してますのでよかったら見てください。
結論から言いますとぜんまいが良いです。安全面、楽しみ方、達成感からみても「ぜんまい採り」が最初に始めるには最適です。
山菜採りをするには目的があります。
- 大自然を満喫したい
- スリルを味わいたい
- 収穫した達成感を味わいたい
- 心身を鍛えたい
ぜんまい採りは、これら全てをある程度の難易度で達成することができます。
それでは以下より初めての山菜採りでぜんまいをおすすめするワケを説明していきます。
ある程度登らないとありません
ぜんまいが生息する場所まで300~500mは最低でも山林を登ることになるでしょう。山菜採りとして楽しむにはちょうど良い距離です。
車道の脇道に生息していることもありますが、それを採取しているのではただの雑草取りです。山林を登って行くことが目的です。スルーしましょう。
目的地に到達するには倒木を越え小川を越え急こう配を越え、ようやく到着します。舗装された道の500mと山林の500mは様子が異なります。正直しんどいと感じます。
それを楽しみと感じる胆力を持てるようになりましょう。
そして登った先にはきっと今まで見たことがない「ぜんまい」の群生を見ることができるでしょう。
日本と東アジア原産 。日本では北海道から沖縄まで 、国外では樺太、朝鮮、中国からヒマラヤ、東南アジアの一部まで分布する。各地の平地から山地まで、丘陵地帯、谷間、草原などの山野、湿った土手や斜面、湿原、川岸に群生する 。水気の多いところを好み、渓流のそばや水路の脇などによく出現する 。
Wikipediaより
一般的にぜんまいの生息地域はこのように定義されています。
私の経験則では湿った土手や斜面がねらい目です。倒木の下も比較的多く生息しています。参考までに。
群生している場所でひたすら採りましょう
何のために山林を登るかってそれはぜんまいを採るためだからです。ここが目的なわけです。
ぜんまいは比較的、判別がしやすい山菜です。注意する点は「オス」「メス」の判別くらいなのでかえって判別する楽しみにもなります。
ぜんまいを発見し近くまで行ったが「オス」ぜんまいしかない、なんてこともぜんまい採りの楽しみの一つといえます。
いくつかのぜんまいを発見しつつ目的の「メス」ぜんまいを採集していくのです。
ちなみにこの写真は全部「オス」ぜんまい。残念な写真です。
こちらが「メス」ぜんまいです。
簡単に説明すると、「くるくる」の中身がシュッとしているのが「メス」ぜんまいです。こちらを採取していきます。私はいまだに近くまで行かないと判別できませんが。。。
気温、湿度などの気候条件がそろっていればあたり一面のぜんまいの群生を発見できることがあります。めったに発見できるものではありませんが、ひたすらポキッポキッと採集する楽しみを味わえます。
きっとリュックの中身がいっぱいになっていることでしょう。
そんなぜんまいの宝石箱のような場所にめぐりあいたいものですね。
乾燥させれば保存ができる
ぜんまいは大変アクの強い山菜です。採ってきてすぐに食べれる山菜ではありません。しかし、しっかりと処理をすれば1年間は保存ができます。春に採集したぜんまいを寒ーい冬に食べる。いいと思いませんか?
もともと保存食として重宝されていたのではないかと思います。今の時代スーパーで水煮で販売しているので年中手に入れることができますが、せっかくなら自分で採ったぜんまいを食べたいですよね。
それでは簡単に手順を簡単に説明します。
採ってきたぜんまいを。
煮る。コンロでいいんですけどね。
天日で干します。2,3日で一番上の写真のようになります。乾燥したら袋に入れて冷暗所で保管します。
すごーく簡単に説明しました。厳密には間に何個かの工程があります。
山菜採りから帰ってきてからも作業があります。それがまた良いところであると考えます。しっかりと処理をしていつでも食べれるようにする。
しばらくたって処理したぜんまいを食べるとき、どうやって採ったか思い出すことができます。苦労して採ったぜんまいを1年通して食べていきます。
きっと特別な味がすることでしょうね。
まとめ
山菜採りを初めてやる人にはぜんまい採りがおすすめな理由を説明しました。以下にまとめます。
- ある程度、山林を登るので達成感を得られる
- 比較的、群生しているので収穫しやすい
- 採集後も保存する工程がある
- しっかりと処理をすれば1年間は保存できる
初心者が山菜採りを始めるにはもってこいでしょう。私自身が実際そうだったので間違いないと言えます。
日本に暮らしていながら目に見える範囲しか知らないというのは寂しいと思いませんか。日本にはこんなところがあるんだと多くの人に知っていただきたいです。
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