青果歴15年超。野菜や果物だけじゃない。干し芋のことだって知ってるよ。
今回紹介するのは干し芋。近年話題になることが多くなってきた食べ物ですね。健康食品やダイエット食品として注目されることもしばしば。
時期になるとほしい芋の売り場がどんどん広がっていきます。売れているものがひろがるのは干し芋の需要が高いからですよね。
干し芋を買う人が増えてくれば当然よりおいしい干し芋が欲しくなる人もいるのではないでしょうか。
おいしい干し芋探してます。。。
最近は紅はるかの干し芋の種類が増えてきたいますが通常品より割高感があります。わたしが今回紹介する商品はさらに上のランクで正直言って値段は高いです。しかしながら一度味わえば納得の商品であることは理解していただけると考えます。
干し芋好きの人がワンランク上の味わいを楽しめることとなるでしょう。
わたしがこれまで食してきたほしい芋の中で厳選したものを紹介しますのでぜひご覧ください。
- 最近のはやりの干し芋の品種
- 干し芋の美味しくなる時期
- こだわった干し芋商品
近年の流行・傾向。紅はるかとは?
最近の干し芋はさつまいもの品種にも注目されています。特に紅はるかという品種のさつまいもが広く流通するように感じます。
最近の干し芋事情
ねっとりと甘いスイーツとして干し芋が注目されているのではないかと感じています。
ひと昔前は粉の吹いた干し芋が好まれていました。昔ながらの硬めの食感の干し芋です。ストーブであぶって食べる。なんて知ってる人いるでしょうか?
10年前くらいでしょうか。。。販売されている干し芋はカッチカチでした。白い粉が吹いたいかにもおばあちゃんのおやつ的な。
当時(小学生)、祖母からおやつに出された記憶があります。
ふ~ん。ほしい芋かぁ。かって~なぁ。
平干しといって薄切りにされた干し芋だったのですが、これがまた硬くて。。。歯で引きちぎって食べてました。
イメージ的にもお年寄りの食べ物、ってのが一般的でした。
就職して食品販売の仕事で干し芋を取り扱うこともありましたがそれほど注目する商材ではありませんでした。
それが数年前、「紅はるか」が流通するようになってからは状況は一変しました。
さつまいも「紅はるか」
さつまいも「紅はるか」の特徴は簡単に説明すると、
- ねっとり系さつまいも
- 高い糖度
- 際立つ甘味と香り
名前の由来は、今までのさつまいもに比べるとはるかに優れているだとか。。。
糖度が高く香りも豊かなので干し芋にピッタリです。
お次は紅はるかの注意点、
- 糖化しなければ普通のさつまいも
- 糖度が高いので保存が難しい(ロスが多い)
糖化とは専門用語で読んで字のごとく糖に変わること。
糖化とはその名のとおり、さつまいもの成分であるでんぷんが糖に変わること。熟成すると甘味だけではなく水分や旨味も増えるため、パサパサとした食感も気にならなくなります。
おいも美腸研究所/基礎知識/さつまいもは熟成して甘くなる
甘みが特徴の品種は購入するとき注意が必要です。新物として収穫したばかりのさつまいもは糖化が十分でないことがあります。
てんぷら用に買ったけど全然甘くない。。。
紅はるかでも糖化が進んでいないと甘くないです(経験談)。秋の味覚として出回る9月10月は要注意。覚えておいて損はないはず。
また、糖化が進んだ3月からは傷みに注意が必要です。
気温が高くなり、さつまいもの糖度が高ければ当然イタミが多くなります。
甘みが増す時期には管理が難しくなるんですね。
甘くてねっとり、紅はるか干し芋
そんな「紅はるか」ですが、干し芋として加工、流通するようになりました。
紅はるか干し芋の特徴は
- 甘さと風味の調和
- 食感が豊か
- まるで半生のようなしっとり感
紅はるかの特徴的な甘さが干し芋となり独特な風味を味わうことができます。
しっとりとしていて芳醇な香りが引き立ちます。今までの干し芋とは別次元の味わいが楽しめることでしょう。
干し芋紹介します
今回は、最近はやりの紅はるかの干し芋に限定して紹介します。紹介する中でやはりといいますか、茨城県産がダントツです。干し芋といえば茨城といえるのも調査していて納得でした。
関商店の干し芋は別格!!
茨城県で親子3代にわたりさつまいも農家を継承しているとのこと。
国内シェアダントツの茨城県で厳しい環境の中、培ってきたノウハウは確かなものでしょう。
リピーター続出!茨城県産紅はるかの干し芋そんな関商店の干し芋の特徴は
- 甘くてしっとり
- 1枚が大きく食べ応えバッチリ
- ほどよいねっとり感
幸田商店の干し芋も侮りがたし
同じく茨木県を拠点としている幸田商店。
チェックポイントは以下の通り
- とにかく柔らかい干し芋
- ねっちょり好きなら幸田商店
- 様々な品種を取り扱っている
- 紅はるか干し芋がジャパンフードセレクションのグランプリ受賞
個人的には関商店の干し芋がおすすめですが以下の特徴がお好みなら幸田商店の干し芋も一考してみてはいかがでしょうか?
- とにかく甘味を求めるひと
- しっとりよりもねっちょり派
- 柔らかくないと食べられない人
まとめ
それでは干し芋のおさらいです。
近年は「紅はるか」とうさつまいもの品種が干し芋として広く流通するようになりました。
「紅はるか」というさつまいもの特徴は、
- ねっとり系さつまいも
- 高い糖度
- 際立つ甘みと香り
以上のような特徴がありますが注意も必要な品種でもあります。
- 糖化しなければ普通のさつまいも
- 糖度が高いので保存が難しい(ロスが多い)
なので干し芋として食べるには「時期」が重要となります。
新物さつまいもが出始める頃は糖化がすすんでおらず注意が必要です。干し芋の原料として使われるさつまいもは糖化が進んでいるでしょうが「味」が乗るのは10月からだと思われます。
そんな「紅はるか」を使用したこだわり干し芋を紹介しました。
国内シェアダントツの茨城県でつくられた干し芋です。干し芋好きな人にはぜひとも一度は味わっていただきたい商品です。きっとこれまでの干し芋の常識を覆してくれる逸品であるでしょう。
それでは皆様のより良い干し芋生活を祈って終わります。
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