青果歴15年超。野菜や果物のお得な情報お伝えします。
今回はバナナ。
バナナは健康に良い食べ物、ということはみなさんご存じでしょう。
さりとて食べすぎは体に良くない、薬を容量の2倍飲みませんよね。バナナは健康に良い食べ物であるからこそ適量を知っておく必要があります。
結論はタイトルにある通り1日2本なんですけどね。。。
本日はバナナを食べすぎることの弊害を合わせてお伝えします。
みなさんのバナナライフをよりよくするためにぜひご覧ください。
バナナの適量は1日2本まで
カロリーや栄養成分面からみるとバナナの食べる目安は1日2本までです。
前段階でバナナの栄養成分で知っておきたい事項をまとめました。
下記表はバナナ100g(およそ1本)あたりの栄養成分です。
成分 | 値 | 単位 | 参考 |
エネルギー | 93 | kcal | |
炭水化物 | 22.5 | g | |
カリウム | 360 | mg | |
トリプトファン | 14 | mg | |
ビタミンB6 | 0.38 | mg | |
シュウ酸 | 500 | mg | ※1 |
表からわかるようにバナナ1本あたりのカロリーは、そこまで高くないと言えます。バナナ2本弱で白飯1杯分と考えれば納得できます。1度の食事でバナナ2本食べることは、そうそうないですよね。
バナナで食事を代替すると考えるならば白飯1杯分の2本が目安となります。
他にもカリウム、トリプトファン、ビタミンB6といった有用成分が豊富に含まれていることが表からわかります。
バナナの食べすぎに要注意
何度か書きましたが、食べすぎが弊害をもたらします。適量を越えた栄養成分は害悪です。
ここではバナナを食べすぎたときにおこる弊害を解説していきます。
バナナの食べ過ぎで太る?
バナナはカロリー値は気にするほどではないと前述しましたが糖質は高いです。糖質は吸収しきれない分は中性脂肪になり蓄積されます。
糖質の過剰摂取は糖尿病の原因となります。さらに中性脂肪が蓄積されると肥満の原因になります。健康的な食べ物かと思いきや栄養成分が高すぎることも頭の片隅にとどめておきましょう。
バナナの食べ過ぎで石が?
バナナは豊富なカリウム成分を含みます。
高カリウム血症、尿管結石を引き起こす原因となります。
腎臓に不安のある人、カリウム摂取の制限のある人は特に注意する必要があります。
石の心配をする人はシュウ酸の値が高いことも知っておく必要があります。
シュウ酸は尿管結石の原因とされている成分です。
主にほうれん草やブロッコリーといった食材に豊富に含まれており含有量はバナナよりも高いです。
しかしながら留意する点としてバナナは生食が主流の食べ方です。ほうれん草やブロッコリーはボイルして食べます。
シュウ酸の特徴として水に溶けだす特性がありますが、バナナは生食です。成分をそのまま摂取していることななるので直に体に取り込まれます。
カリウム、シュウ酸共に一日の摂取限度量はバナナ5本分くらいに相当します。
他の食べ物にもカリウムやシュウ酸は含まれていますので、それを考えるとやはり1日2本が限度でしょう。
適量バナナで豊かな生活を
今まではバナナの「食べすぎ」による弊害を解説してきました。
しかしながら食べすぎは防ぐことができますし、弊害以上のメリットをバナナはもたらしてくれます。
要は食べすぎなければいいのですね。
- お手軽ですぐに食べられる
- スーパーで簡単に手に入る
- 毎日食べる習慣を作りやすい
- 子供も大好き、離乳食にも
- 栄養価が高い
バナナは栄養価が高いので健康効果も期待できます。
- 豊富な食物繊維で便秘対策
- 手軽にエネルギー補給ができる
- バナナがもたらすストレスフリー
まとめ
バナナは1日2本まで。
豊富な栄養分があるからこそ考えなければなりません。
食べすぎによる弊害は、
- 糖質が多いために中性脂肪が蓄積される
- カリウムの過剰摂取でカリウム多血症
- シュウ酸が引き起こす尿管結石
上記の成分は本来ならば必須の栄養成分です。バナナは含有量が多いため過剰摂取を防がねばなりません。
これら成分の1日の摂取目安を超えない範囲は1日2本です。
朝昼晩とバナナを食べるときはそうそうないですが、おいしくて1度に2本たべちゃった。。。そんな時はこの記事を思いだしてください。
あなたの素敵なバナナライフを願って終わりにします。
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