野菜果物の販売・接客を続けて15年。おいなりのおすすめ食材を紹介します。
- 春になって暖かくなってきたし、サラダ野菜が食べたい。
- ちょっぴりいいものが食べたい。
このような感じている人におすすめします。
まぁ、タイトルにある通りトマトなんですけどね。
侮ることなかれ、生い立ちから流通に至るまでご説明しますのでぜひ最後までご覧ください。
では。
つんととがったファーストトマト。おすすめするワケ。
おいなりが職場でトマトを仕入れることがあるのですが、師匠から
「3月4月は愛知産を選びなさい。温度管理が上手だから味が安定している。」
5年以上前のことです。ここで紹介するのは愛知県産に絞っています。
春先に多く栽培されている。トマト好きにはたまらない。
トマトの一般家庭での月間購入量と平均価格をネットで調べてみました。
ジャパンクロックスより引用
寒い1月2月はトマトの購入量は年間で最も低くなっています。
冬のトマトっておいしくないよね。。。
食べようと思わないし。
寒い時にサラダは食べませんよね。煮込み料理とかに使うのかな。
3月からピークの6月までは右肩上がり。量を食べる時期です。
今回ご紹介するファーストトマトは量販段階初期に登場するトマトです。
気温が少しづつ上がってきてポカポカ陽気の時期が対象となる期間です。
そろそろサラダ野菜が食べたいな。そんな時期です。
名前の由来は最初の生産者さんが野球の守備位置がファーストだったとか。。。
というよりも年が明けてから最初に食べたくなるのファーストでいいのではないでしょうか。
美味しそうなスジと程よい酸味、やわらかく薄い皮。
放射状にスジがでていて見るからに美味しそう。
果肉も透けていて皮が薄いのも分かります。
昔からある品種。おいしいけど流通には不向きであった。
実は昔の主流な品種でありました、ファーストトマト。
昔ながらのとまとの風味、食味があるが、
奇形が多く、薄皮なため日持ちしないので流通させるのが難しかったそうです。
不揃いなのでトラックで輸送中に頭頂部やへた回りが押されて傷むのです。
実際おいなりが仕事としてファーストトマトを扱っているのですが、5日もすれば果肉が傷んできます。
集荷~輸送~市場~仲卸~小売店となり出荷から少なくとも2・3日はかかるでしょう。
- 流通段階で鮮度劣化する可能性あり
- 頭頂部とへた回りが傷みやすい
- 保存期間は長くても5日間
- 頭頂部のつぶれに注意
おいしさを知ってる農家さんだけが栽培するようになった。
消費者に届くまでが課題であるファーストトマト。
近年は栽培も流通も容易となった桃太郎トマトが台頭してきました。
栽培の苦手な農家さんが桃太郎トマトに移行して、淘汰されていきます。
ファーストトマトは病害虫に弱い。
栽培過程、物流過程に課題がある。
桃太郎トマトのほうが栽培が容易でもうかりやすい。
しかし、おいしさを知っている農家さんはファーストトマトの栽培を続けました。
栽培面、流通面の課題を克服し、
結果的に栽培の上手な農家さんだけが残りファーストトマトを出荷している状態になりました。
ファーストトマト食べ方を紹介
まずは、そのままサラダとして食べましょう。塩や酢もアリ。
2つ目はサンドイッチ。こちらがおススメ。ほのかな酸味があるのでパンと相性バッチリ。お弁当屋やこれから見ごろを迎える桜のお花見に持っていくとおしゃれですね。
3つ目は酸味の特徴を活かしてカプレーゼでワインとともに(おいなりはビール党)。チーズとも相性バッチリですよ。
これは絶品!!こんな品種もあったのね。
前述しましたが、ファーストトマトは選ばれた農家さんしか栽培していません。
そんなファーストトマトに逸品が登場しました。
おいなりは仕事の関係で食べることができたのですが、一言でいうと絶品です。
値段も絶品です。
選ばれた農家さんの作るトマトなら値段も高いのは納得ですね。
それはファーストトマト「龍珠」「魁」「極」。見るからにプレミアムな名前です。
写真取れなかったが楽天で見つけましたのでそちらをご覧ください。
龍珠と書いて「りゅうじゅ」と読むようです。
「極」はありましたが「魁」は発見できませんでした。
まさにプレミアム。ファーストトマトにほれ込んだ人が買うのでしょうね。
まとめ
春先にサラダ野菜が食べたくなりますよね。
そんな時はファーストトマトがおすすめです。
栽培・流通面で課題のあったファーストトマトですが近年は改善が進み大変美味しくなっています。
生き残った農家さんが作るファーストトマトぜひ食べてみてください。
非常にデリケートですのでお買い求めは産直が良いです。
購入後はできるだけ早くお召し上がりください。
傷みやすいのでハーフサイズも取り寄せできます。
プレミアムファーストトマトもあわせて紹介。トマト大好きさんはぜひ。
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